モバイルバッテリーの実際に使える容量は、メーカー表示の5割ぐらいを目安に
仕事で遠出した際に充電器を持っていくのを忘れて苦労したので、久しぶりにモバイルバッテリーを購入しました。
「モバイルバッテリーは国産の方が安全で高性能」は神話みたいなもので、以前購入したエレコムの薄型モバイルバッテリー(5000mAh)も大失敗でした。とにかく発熱がひどくて、肝心の充電も安定しないし、半年ほどでほぼ使い物にならなくなりました。
今回購入するモバイルバッテリーの条件は、次の5つ。
1. 使用しているスマホ(iPhone 15 plus)を2-3回はフル充電できる
2. PSE技術認証を取得している
3. 発熱しにくい構造で充電が安定している
4. 重量が重すぎない
5. 価格が高すぎない
メーカーにはこだわりが無いので、アマゾンで検索してみたところ、最近のモバイルバッテリーの機能と価格低下に驚くばかり。アマゾンは、届いてから試用した後でも返品できるので安心です。
結局、選んだのは IGGPBBという聞いたことが無いブランド(製造メーカーは中国企業)の「N20:モバイルバッテリー 大容量【50000mAh大容量·2025年最強進化·2つのケーブル内蔵】PSE技術認証済 安全回路保護」、重量は350グラムで容量の割には軽い方です。価格が3000円以下というのも嬉しい。
写真はカナブンみたいにテカってますけど、色は普通のブラックです。
Amazonの低評価レビューを見ると「容量が虚偽だ!」といったものがありましたが、モバイルバッテリーの容量として表示される数字「50000mAh」は実際に使用できる電力量ではないので注意が必要です。一般的には、メーカーが表示するバッテリー容量の5割ぐらいが実際に利用できる電力量の目安になります。これは、どのメーカーもモバイルバッテリーも同じです。バッテリー容量の他に「定格容量」が表示されている場合は、定格容量×0.8ぐらいが目安です。
早速、届いたモバイルバッテリーを充電100%にして、バッテリー残量25%ほどのiPhone 15 plus(バッテリー容量は約4400mAh)に接続したところ、25%を100%にするまでにモバイルバッテリーの残量は80%になりました。恐らく、iPhone 15 plusを4回ぐらいフル充電できるのではないかと思うので、十分に合格です。
特に良かったのは、充電時にほとんど発熱しないことです。ボックス型の構造(奥行104mm x 幅73mm x 高さ29mm)なので、放熱性が高いようです。
便利だと思ったのが、Type-CケーブルとLightningケーブルが内蔵されていること。iPhone 15はType-C接続なのですが、使っているiPadの充電にはLightningケーブルが必要なので、ケーブルが無くてもモバイルバッテリーだけで足りるのは助かります。なお、内蔵ケーブルの出力は、どちらも5Vの2.4Aです。
耐久性については今後の使用でわかりますが、とりあえず初期不良は無かったので、しばらく使ってみたいと思います。