オンライン化に伴い、登記手続が複雑化している(法務省)

他省庁の手続が必ずしも簡素化できているわけではありませんが、登記手続については特に複雑化している傾向があります。手続の簡素化、国民の負担軽減、この二つの観点から、大幅な見直しが必要と考えます。

★補足コメント:
不動産登記の電子申請では30近くの作業が必要となっており、見ただけでため息が出てしまう。 見直し方法については、手続や添付書類の廃止・簡略化の評価ポイントをご覧下さい。

その他、法務省関連での意見は次の通り。

●不動産の登記情報については、国の地図情報システム等と連携させる

国土地理院の地図情報等と連携させることで、より高度な行政サービスを実現することが望まれます。

★補足コメント:
いわゆる「公図」の電子化を視野に入れた意見である。本音を言えば、グーグルマップなど普段使っている(利用勝手も良い)民間の地図サービスから、公図等の公共情報を取得・閲覧できるようになるのが良い。
関連>>【CASE72:埼玉県草加市】市のサイトの地図案内サービスにgoogle mapを採用(電子行政:ITpro Select)

●受付時間の延長

他省庁のサービスと比較して、サービスを利用できる時間が短くなっている(平日8:30-20:00)。登記情報サービスであれば土日を含む24時間、申請等でも土曜日を含めるなど、利用者の業務実体に合わせた受付時間とする必要があります。

★補足コメント:
今後は、24時間365日が一般的になると思うが、大切なのは「利用者の業務実体に合わせた受付時間」を考えることである。一般的なインターネット利用時間の傾向(夜間が多い)、サービス内容や業務の性質などを考慮して利用時間を定める。さらに、実際の利用状況から、利用者のニーズや利用動向を分析すること。

利用を推進したいのであれば、こうした地道な作業を大切にして、怠らないようにしたい。

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