電子政府にも「社会貢献」と「助け合う現場力」

日経情報ストラテジー編集長が語る企業存続のキーワードは、「社会貢献」と「助け合う現場力」。これは、電子政府・電子申請でも大いに学ぶべきものです。

電子政府・電子申請サービスは、企業のサービスより、社会性・公共性が高いものです。ですから、どれだけ「社会貢献」するのか、できたのかが重要な評価指標にもなります。

どんなに立派で最新のシステムを作っても、使ってもらえなければ、「社会貢献」できたとは言えませんので、まずは使ってもらえないと、始まらないのです。

急にCDが売れたアーティストが、「なんだか実感がありませんねー」と言いながら、「でも、コンビニで自分の曲が流れていたり、街中で声をかけられたりすると、ちょっと売れてるって実感が沸きますね」と言う。

電子政府・電子申請サービスでも、こうなると嬉しい。

数字的には、利用率が上がっている。でも、作り手・提供側としては、あまり実感がない。そこへ、実際にサービスを使ってくれた友人や家族から、「あのサービス便利だねー。良かったよー。」と言ってもらえると、ちょっぴり照れくさいけど「社会貢献」の実感も沸いてくるはず。

「助け合う現場力」は、ワンストップサービスを考える上で、なくてはならないキーワード。「自分たちの分だけやってれば」なんて気持ちでは、決して良いワンストップサービスは実現できないのですから。

より良い電子政府・電子申請を実現するために、「社会貢献」と「助け合う現場力」を大切にしましょう。

関連>>電子申請の8原則