電子書籍の出版:基礎から学ぶインターネット投票 -デジタル民主主義を実現する統治基盤として-

このたび、インターネット投票に関する電子書籍を出版しました。

基礎から学ぶインターネット投票: デジタル民主主義を実現する統治基盤として
https://amzn.asia/d/08qCMJYK

以前から、自分で自由に企画・執筆・出版できる「kindle版の電子書籍」を出したいと思っていたので、2026年の目標を「年内に4冊の電子書籍を出す」としました。今回の書籍は、その第一弾です。

テーマについては、オンライン勉強会やセミナーでも取り上げていることもあり、「インターネット投票」にしました。事前に調べてみると、どうやら日本には「インターネット投票」をテーマにした本が(たぶん)無いとわかったことも理由の一つです。

この分野の研究等で利用しやすいように、コピー制限(DRM)を設けない設定にしています。

 

Amazonのページの紹介文では、次のように書きました。

民主主義の未来を、制度から問い直す。
日本版インターネット投票は本当に可能なのか。

デジタル時代の民主主義を、私たちはどう設計するのか。

 


本書の構成(目次)は、次の通りです。

序章
デジタル民主主義の時代と、選挙を支える統治基盤の再設計

第1章 インターネット投票とは
1-1 インターネット投票の基礎知識
【コラム1】なぜ日本の選挙DXは遅れているのか
1-2 なぜ日本では本人確認が緩くても成立してきたのか
1-3 インターネット投票の難しさ
1-4 よくある誤解と論点整理
【コラム2】インターネット投票における人口規模の問題

第2章 エストニアのインターネット投票
2-1 エストニア史 ― 国家基盤としてのデジタル化
【コラム3】エストニアにおける選挙通知のデジタル化
2-2 エストニアにおけるインターネット投票の歩み
【コラム4】エストニアにおける選挙情報の機械可読化とオープンデータ
2-3 インターネット投票で得たもの
【コラム5】エストニアのインターネット投票の利用フロー
2-4 制度設計の核心 ― 再投票と検証可能性の構造

第3章 日本版インターネット投票の実装
3-1 日本版インターネット投票が必要な理由
3-2 総務省方式の構造と限界
3-3 日本版インターネット投票の概要
【コラム6】日本版インターネット投票の利用フロー
3-4 全国選挙人名簿データベースの設計原則
3-5 段階的導入モデル
3-6 信頼形成と検証可能性の制度設計
3-7 法制度改正ロードマップ

第4章 実現可能なデジタル民主主義への道筋
4-1 インターネット投票が目指すもの
4-2 インターネット投票は「統治基盤」である
【コラム7】なぜ選挙データ標準は世界的に重要になっているのか
4-3 政治的実現可能性
4-4 合意形成の戦略
4-5 国際比較と日本の位置づけ
4-6 想定シナリオ分析(導入後の未来像)

エピローグ
― 拙速でも停滞でもない、第三の道へ

用語集

巻末資料
資料1:エストニアのインターネット投票のセキュリティ対策
資料2:JEEADiS提言におけるインターネット投票の全体アーキテクチャ
資料3:エストニア方式とJEEADiS提言の比較
資料4:日本版インターネット投票実現に向けた政策提言(概要版)

参考文献


 

私自身の立場は、「インターネット投票を強く推進する」というものではなく、

インターネット投票の難しさや危うさを正確に理解した上で
ニーズの高い在外投票から始めるのであれば
日本でも十分に実現可能である

というものです。

実現にあたっては、持続可能性を考えて、

既存の選挙制度における自治体の負担をどうすれば減らすことができるのか

を考えることが必須となります。

インターネット投票は統治(ガバナンス)改革である

ということです。

世界を見ると、在外投票でインターネット投票を実現している国は少なくありません。

本書で紹介しているフランスやパナマの他にも

アルメニア、エクアドル、メキシコ、ニュージーランド、オマーン、パキスタン

などがあります。

本書では、

日本で本当に実現できるのか?

という疑問に対して、制度・技術の両面から考察しています。

ご関心のある方はぜひご覧ください。

Kindle Unlimited(読み放題)をご利用の方は、無料でご覧いただけます。

レビューも書いて頂けると、嬉しいです。

基礎から学ぶインターネット投票: デジタル民主主義を実現する統治基盤として