マジック:ブルース・スプリングスティーン新作

ブルース・スプリングスティーンの新アルバム『マジック』を聴きました。いつか、こんなアルバムを出してくれるだろうと思っていたのだけど、改めてロックンロールの素晴らしさを感じさせてくれる仕上がりでございます

僕の中でのブルースは、ロックンローラーであり、人生の良き先輩であり、アメリカの粋なアンちゃん&父親&良心である。

まあ、色んなイメージがあるのだけれど、基本的にはロック歌手であり、それが一番初めにくる。

彼の歌詞は、社会的・政治的なメッセージ色が強いものも多いため、歌詞だけが一人歩きすることもあるけれど、その良さが生かされるのは、やはりメロディに乗って、実際にパフォーマンスされた時である。

今回のアルバムは、馴染みのメンバー達とのライブを前提とした作りで、楽しさに溢れている。

初期の作品を髣髴させるような、ロマンチックでメロディアスでポップな曲が多く、トータル45分あまりのアルバムを、最後まで楽しく聴けるのである。

歌詞の日本語訳も良いので、日本語歌詞を読みながら、一曲一曲をじっくり聴くのも良いだろう。

若い頃に見ていたロックンロールの可能性を、この年になって再確認できる、久しぶりにヒットのロックアルバムでございます

“マジック:ブルース・スプリングスティーン新作” に1件のコメントがあります

  1. ブルース・スプリングスティーン 19
    NO.01764
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    タネも仕掛けもありません。
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