韓国における電子政府のトラブル

NTTデータのDIGITAL GOVERNMENTで、「韓国における電子政府のトラブル」が掲載されています。詳しい状況説明と丁寧な解説で、とても参考になりますね。

電子政府が健全に発展するためには、「国民や企業に実際に使ってもらうこと」が必須となります。そこでのやり取りの中で、サービス改善のヒントや、次に進むべき道が明らかになるからです。

「実際に使う」中で大切なのは、「利用者自身も学ぶ」というプロセスです。いかに電子政府サービスを有効に活用できるかというテクニック、政治や地域行政に関心を持ち参加するといった意識変化、安全にサービスを利用するための注意事項などを学ぶのです。

こうしたプロセスは、民間のオンラインサービスでも大切な役割を担っており、現在インターネットを利用する市民・企業は、上に挙げたようなテクニックやノウハウを身に付け、「情報」に対する嗅覚・センスに磨きをかけているのです。

日本は、今回の韓国における電子政府トラブルで、「あー、やっぱり日本の電子政府の方が優秀だ」なんて勘違いをしないで欲しい。

でないと、「電子政府サービス」に関する韓国と日本の実質的な差は、ますます広がってしまうから。。