イーオン・フラックス

シャーリーズ・セロン主演の近未来SFアクション「イーオン・フラックス」を見ました。思っていたより面白いけど、イマイチ売れない理由も、なんとなくわかる。。

女性が主人公のヒーローものは、なかなか売れない。古くは、スーパーガール、最近ではキャットウーマンエレクトラなど、どれも期待されるほど大ヒットしないのだ。

女性ヒーローものが売れるためには(特に米国で)、

・1人だけではなく、3人ぐらいの主人公(美女)をそろえる
・お色気シーンを適度に盛り込む
・主人公を支える、逞しい男性を登場させる

といった条件が必要なんじゃないかな。わかりやすくも、寂しい現実として。。

「イーオン・フラックス」が米国で売れなかったのも、実際に見るとよくわかる。

そう、地味なのだ。暗いのだ。媚びてないのだ。

傑作SFアクション「リベリオン」とも似た雰囲気があるかな。

それだけに、作り手のこだわりがうかがえる。

キャスティングも、かなりの通好みである。

カリン・クサマ監督(女性)の起用は、「リアリティの追求」や「商業的な成功」という意味では失敗だったかもしれないが、「作品へのこだわり」としては成功と思う。

そんな感じで、個人的には、けっこう好き。メッセージもわかりやすいし、上映時間も短めでダラダラしてないし

派手そうだけど、実は渋い。そんな近未来SFアクションを見たい人にオススメの作品でございます

関連>>イーオン・フラックス(公式サイト)