ダークナイト

バットマンシリーズの最新作『ダークナイト』を観ました。今年の夏に観た劇場映画の中では、一番見ごたえのある作品でした

人間ドラマ色が強く哲学的な内容、しかも上映時間は2時間半を超える。

にもかかわらず、米国では歴代3位の大ヒットを記録して、なおも売れ続けている。。

こうした作品が広く受け入れられるのが、米国の持つ多面性であり魅力と思う。

さて、日本では、どれだけの人に受け入れられるのか。

前作に続くクリストファー・ノーラン監督の采配は、インタビュー記事等を見る限りでは、出演者からも評価が高いようだ。

娯楽作品にドラマ性を持ち込むのは、なかなか難しい。

中途半端にドラマ色をつけると、滑稽で軽薄な印象となり、逆効果をもたらしてしまう。

ならばと、エンターテイメントに徹した方が、確実に面白くなるし、興行的にも成功する。

その点で、バットマンはかなり異質である。

徹底して「手を抜かない」職人のこだわりを感じる。

アクションシーンも、CGに頼りすぎず、実写を効果的に使うことで、作品の流れに沿った迫力あるシーンを生み出している。

SFアクションで、ここまでの完成度は滅多にお目にかかれないので、映画館で観る事をおすすめします