平成18年度食料自給率レポート

農林水産省/食料自給率の部屋から、平成18年度食料自給率レポートが閲覧できます。PDFファイルばかりで、見やすさ・アクセシビリティは最悪ですが、日本の現状を知るためにも一度はチェックしておきたい内容です。

日本の総合食料自給率は、
・カロリーベースで39%
・生産額ベースで68%

例えば、豚肉では
・輸入されている豚肉 48%
・輸入飼料を使用して生産されている国産豚肉 47%
・国産飼料を使用して生産されている国産豚肉 5%

となっており、生産額ベースの自給率は52%ですが、純国産(カロリーベースの自給率)は5%しかありません。

比較的に自給率(生産額ベース)が高いのは、
・米 94%
・野菜 79%
・魚(食用) 59%
 
低いのは、
・大豆 5%
・小麦 13%
・果物 39% など

大豆は、豆腐や納豆といった食材だけでなく、醤油や味噌の原料になりますから、日本料理もほとんど輸入に頼っていることになります。

日本は食料自給率が低い、と言われますが、日本より自給率の低い国はたくさんあります。また、食料自給率が高い国でも、品目によっては、ほとんどを輸入に頼っていたりします。まあ、当たり前のことですね。

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今後は、飽食やグルメ嗜好の人口が増え、世界的な食糧難が予想されます。

食料自給率も大切ですが、その前に「食生活の見直し」をしないとね。

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