300 (スリーハンドレッド)

フランク・ミラー原作の歴史アクション『300 <スリーハンドレッド>』を観ました。いやー、スパルタ人はすごいわ。

何がすごいって、「人間力」がすごい。

筋肉や戦闘シーンが注目されがちだけど、その背後には「愛情」「尊敬」「信頼」「友情」が溢れている。

戦士たちのパフォーマンスは、彼らの「愛情」「尊敬」「信頼」「友情」といった思想を表現する手段に思えてしまう。

実際、戦闘シーンでは、個々の優れた能力とお互いの信頼関係に支えられたチームワーク戦法がメインとなっている。

そして、何のためらいも無く「仲間のためなら喜んで死ねる」と言ってのける。

「死」を日常化することで、人間力は格段に高まると言われるが、彼らの子育て(教育)では、「死」が日常的に存在し、その過程で人間そのものが研ぎ澄まされていく。

現代の教育では、もちろん「死」は許容されていない。

それどころか、「肉体的な暴力」に対しては過剰なまでに反応する。

しかし、肉体的・精神的な暴力による「いじめ」や「虐待」は増えるばかりなのは、何とも皮肉な現象である。

意外なことに、ネット上のレビューを見ると女性の評判が良い。

作者の周囲でも、女性の友人が「見たい(マッチョな肉体美も)」と言っている。

史実と違うとか、戦術・戦略がおかしいとか、ペルシャ軍の描き方に偏見があるとか、ちまちま細かいことを言ってるのは男性ばかり。

他方、女性は、作品を感性で受け止めて、スパルタ人の生き方とか潔さに素直に感銘している。

思うに、「人間力」に関しては、(特に現代では)男性より女性の方が優れているのだろう。

「男性が難弱化している」と言われるのも、うなずけるような

なんて思っていたら、次のような記事を発見。

あふれる渋谷系男、足りない人材(nikkei BPnet)
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q2/536544/

というわけで、「人間力」を高めたい男性こそ『300』を観るべし