利用者の環境に配慮した提供方法で、関係改善と信頼回復を

文部科学省から、「ちょっと待って、ケータイ」という小学生向けのチラシが公開されています。携帯電話のインターネット利用に際しての留意点やトラブル・犯罪被害の例、対応方法のアドバイスなど、わかりやすく解説してあります。

小学生の携帯事情を考えると、小学校4年生ぐらいから配布した方が良いと思うなあ

ところで、内容が良いだけに残念なのが、なんとも役所的な提供方法。

体裁がフルカラー、見開きA3版、折りたたみA6版となっており、「PDFファイルでダウンロードして、印刷して(折りたたんで)ご利用ください」とのこと。

なので、パソコン上で閲覧しようとすると、なんと半分が逆さま状態

印刷利用と言っても、A3プリンターを持っている家庭なんて少ないだろうに

海外などでは、

・PDF(ダウンロード印刷・閲覧用)
・HTML(閲覧用、概要版)
・テキストファイル(文字データのみ)

など、利用者の環境や用途を考慮した形で提供されるのが、一般的となりつつあります。日本のように携帯電話が普及した国であれば、モバイル版も欲しいですね

「いじめ問題」で国民からの信頼を失った感のある文部科学省だからこそ、電子政府サービスを通じて「役所的な対応」から脱却し、国民との関係改善や信頼の回復を図りましょう

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