利用者視点のキーワードで、わかりやすいサービスを

役所の言葉というのは、国民から見てわかりにくいものが多い。その代表選手が「法律」であり、その法律を根拠とする様々な役所の手続(行政手続)も、これまた非常にわかりにくくて覚えにくいものが多いのです。

こうした役所の手続を少しでもわかりやすくするには、国民が理解しやすいキーワードをセットにして登録しておくと良いでしょう。

電子申請サービスでも、「結婚」「出産」「起業」「雇用」といった「イベント」で分類するケースが増えていますが、一つの手続に複数のキーワードを付加することで、より探しやすく、よりわかりやすくするわけです。

戸籍の届出(婚姻)」であれば、「結婚」「ウェディング」「新婚」「入籍」「妊娠(できちゃった婚)」「婚約」などが考えられますね。

商業・法人登記の申請」であれば、「会社設立」「役員変更」「司法書士」「定款」「公証役場」「支店」「本社移転」などでしょうか。

雇用保険被保険者資格取得届」だったら、「就職」「転職」「新規採用」「新卒採用」かな。

不動産登記の申請」なら、「マイホーム」「住宅ローン」「マンション購入」「自社ビル」「土地建物」とか。

国民が理解しやすいキーワードを考えて、とかく曖昧になりがちな「国民の視点」「利用者の視点」を、より具体的かつ明確にしていきましょう

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