秋の恒例？イベント「電子政府利用推進週間」が始まります。今年は、10月23日（月）から10月29日（日）までとなっています。

こうした電子政府の利用推進イベントも税金を使うわけですから、評価の観点で言えば、

・事前に目標を立てて
・イベント実施による効果を測定し
・次回のイベントや個々のオンラインサービスの改善に役立てる

ことが必要です。例えば、実施前と実施後の

・ウェブサイトへのアクセス件数
・電子政府の認知度
・利用者登録の件数
・サービスの利用件数
・アンケートへの回答数

などを比較することで、イベントがどれだけのＰＲ効果があったのか測定することができるでしょう。

ところで、「電子政府利用推進週間」の時期になると、電子政府推進員でもある作者のもとへ「普及啓発用のポスター」が送られてきます。今年も、１７，０００枚作成するとのこと。。

これがけっこう困りもので、ポスターを貼るスペースは限られているし、一般の人が見ない場所に貼っても、あまり意味が無いし

他の推進員の方に聞いても、やはり困っているらしい。。

ポスターで電子政府を宣伝しようにも、

「あ、どうもこんにちは。」

「あ、こんにちは。」

「ところで、いいポスターがあるんですけど。」

「ポ、ポスター？？」

「ほら、電子政府の推進ポスター。かっこいいでしょ？」

「は、はあ」

「ぜひこれを、どこか目立つところに貼って欲しいんですよね。」

「は、はあ」

と会話がフリーズしてしまい、もはや宣伝どころでは。。。

これが、ボールペンか何か、日常的に使えるグッズであれば

「ほら、このボールペン、いいでしょ？」

「何ですか、それ？・・・電子政府推進？　電子政府って何ですか？」

「いや実は、政府が電子政府という便利なサービスを・・・（以下、セールストーク）」

「へー、なるほどねー」

「あ、良かったら、電子政府ボールペンどうぞ。」

「あ、これはどうも」

と会話が弾むこと間違いなし！（ちと無理があるが。。。）

さらにこれが、ノキアの携帯ばりの電子政府チョコレートとなれば、もうそのプロモーション効果は絶大で、

「ほら、電子政府チョコレート、すごいでしょー」

「うわー、なんじゃそりゃー」

「いや実は、政府が電子政府という便利なサービスを・・・（以下、セールストーク）」

「へー、なるほどねー。すごいなー」

「あ、良かったら、電子政府チョコレート、一口どうぞ。」

「えっ、いいの？　悪いなあ。（もぐもぐ）うーん、ウマイ」

「それで、電子政府がね・・・」

「ん？何それ？（もぐもぐ）」

う、チョコのインパクトが強すぎたか

やはり、電子政府の利用推進は難しいのでした

関連＞＞「電子政府利用促進週間」の実施について(PDF)