ヘルプ ~心がつなぐストーリー~

オバマ米大統領がテレビ特番に出演 人種間の緊張緩和訴え – BBCニュースによると、オバマ米大統領が、ABCテレビの特別番組で「警察と黒人社会がお互いを敵視せず団結すべきだ」と訴えたとのこと。

米国の人種問題は、映画でもたびたび取り上げられます。優れた作品も多く、割と新しいところでは、「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」や「大統領の執事の涙」などがオススメです。

ヘルプ~心がつなぐストーリー~ (字幕版)
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大統領の執事の涙 (字幕版)
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上記の2作品は興行的にも大成功しており、2-3000万ドルの製作費で、それぞれ2.1億ドル、1.3億ドルの興行収入を上げています。

作品的にはどちらも素晴らしく、すっかり涙腺がゆるゆるになったお年頃の私には、ハンカチ無しには観られません。

しかし、こうした作品が製作されてヒットするということ自体に、米国の人種問題の根深さを感じてしまいます。

両作品を観て思うのは、米国の黒人社会は、現在も闘争中であり、その闘いはこれからも続き、無くなることはないだろうと。

闘いというと物騒な感じですが、闘い方は人それぞれです。

「デモに参加する」といったわかりやすい行動がある一方で、「静かに闘志を秘めて学業や仕事に励むこと」も極めて尊い強力な闘いかたです。

「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」や「大統領の執事の涙」における人々の闘い方は、日本の社会を変えていくためのヒントにもなりそうです。