TOSHIBA 3D対応LED REGZA 32V型 3Dグラス付属 32ZP2

TOSHIBA 3D対応LED REGZA 32V型 地上・BS・110度CSデジタルフルハイビジョン液晶テレビ シアター3Dグラス付属 32ZP2
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東芝

パソコン用のモニター&DVDレコーダー等の映像出力用としてiiyama 27インチワイド液晶ディスプレイ PLB2712HDS-B1を購入した時、まだまだ液晶テレビは高かった。

まあ、iiyamaの液晶ディスプレイを3年ぐらい使ったら、フルハイビジョン液晶テレビも5万円ぐらいになるだろう。次の買い替え時は、その頃かなあ。。

と思っていたら、その後に急速な価格下落が続き、なんと2年も経たないうちに高性能の32型フルハイビジョン液晶テレビが5万円ぐらいで買えるようになってしまった。

テレビで放映する映画録画用に使っているDVDレコーダーのHDD容量は400GB程度なので、すぐにいっぱいになってしまう。しかし、最近の液晶テレビは外付けハードディスクを接続すれば番組録画できるものが多いので、そんな心配もなくなるはず。

というわけで、GWに入る前に「TOSHIBA 3D対応LED REGZA 32V型 32ZP2」を買ってしまった。

作者の場合、家電やパソコンを買う時の価格基準は「年間1万円」である。

仕事がら減価償却を考えてしまうので、使用(予定)年数×1万円で予算を立てて、それより高ければ買い時ではない(まだ値段の適正化が進んでいない)と判断する。

例えば、iiyamaの液晶ディスプレイは3年ほど使う予定だったので、3万円以内の価格は許容範囲となる。

今回は、予定より早い2年弱での買い替えだったけど、ソフマップに1万円(上限価格)で売却できたので、結果的に年間1万円でおさまった。1万円で売れたのは、箱や付属品を保存しておいたからである。

家電やパソコンを消耗品と考えずに、調度品や贅沢品と考えると、何十万円もするテレビを買うこともありなのだけど、作者の場合は家電やパソコンを単なる道具と考えているので、ついつい減価償却のような考え方をしてしまう。「所有する満足」よりも「一時的に借りて使っている」という感覚に近い。

このあたりは、電子政府でも同じで、「立派なシステムをプロジェクトX的な達成感と共にどーんと作った」みたいなのはどうも好きになれない。今の状況では、「レンタルで良いから、安くてそこそこに使えるものをそれなりに使う」みたいなのが好ましい。


●高機能・高性能なのに5万円台

「REGZA 32ZP2」も、発売開始の頃(2011年6月上旬)には15万円ほどだったらしい。それが半年ほどで5万円台まで下がっている。

しかも、驚くほどに高機能・高性能。

・CEVOエンジン搭載(従来のレグザエンジンの約3.4倍の高速演算処理能力)
・3D対応で3Dグラスが付属
・2番組同時録画も可能なUSBハードディスク録画機能

などなど。番組表等の操作も、ビックリするぐらいサクサク動く。iPhoneやiPadに慣れてしまうとテレビ操作は遅く感じるだろうなあと思っていたので、嬉しい誤算である。

これだけの高機能・高性能で5万円では、そりゃー液晶テレビメーカーが儲からないわけだわ。

もう一つの嬉しい誤算は、前後に角度調整ができること。

パソコンモニターとして使う場合、この機能はとても助かる。32インチほどの大型テレビでは、そんな機能は無いだろうと思っていたので嬉しい誤算であった。

3D機能は、BSで無料放送している3D番組を録画して試してみた。感想は

おー、飛び出している、飛び出してる!

3D対応の映画ソフトが増えたら、ブルーレイプレーヤーを3D対応の機種に買い換えても良いかもしれない。


●改善して欲しいところ

不満な点はほとんど無いのだけど、強いてあげれば、スタンド組み立て用の大ネジを締めるのが大変だったことかな。

上からかなりの体重をかけて押すように締めないと、ネジが短いので締まらないのだ。小ネジは普通に難なく締めることができたので、もしかしたら不良品だったのかもしれない。

あと、アンテナケーブルが1本も付いていないのにはビックリ。

家電メーカー勤務の人に聞いてみたら、最近のテレビはアンテナケーブルが付かないことが多いらしい。たくさんの選択肢がある外部接続用のケーブルならわかるけど、テレビなんだからアンテナケーブルぐらい付属しても良いのではないかなあ。

インターネット接続については、無線LAN機能が欲しいところ。

最近のテレビは、無線LAN機能が標準だったり、USB接続端子からUSBタイプの無線LANアダプタを付けられるものが出ており、今後はそうしたテレビが増えると思う。

「REGZA 32ZP2」の場合、HDD接続専用のUSB接続端子だけなので、ちょっと残念。。

●HDMI接続をフル活用、パソコン表示はDot By Dotがおすすめ

iiyamaの液晶ディスプレイでは、HDMI切替器を使っていたのだけど、「REGZA 32ZP2」にはHDMI入力端子が3つある。現在は、

HDMI 1:HDD&DVDレコーダー
HDMI 2:ブルーレイディスクプレーヤー(GREEN HOUSE GHV-BD100K
HDMI 3:パソコン(HP Pavilion Desktop PC p6745jp

とフル活用。

音声は、光デジタル音声出力端子からSONY デジタルサラウンドヘッドホンシステム MDR-DS7100を接続している。

サラウンド出力するためには初期設定を変更する必要があり、リモコン操作で、クイック>音声設定>光デジタル音声出力>サラウンド優先を選択 で設定できる。

パソコン表示は、「Dot By Dot(入力信号の解像度のまま画面に表示)」を使うとキレイに映像出力できる。操作は、クイック>画面サイズ切替>Dot By Dotを選択。さらに映像メニューをPCに設定すれば、パソコン専用モニターと比べてもそん色ない美しさである。操作は、クイック>映像設定>映像メニュー>PCを選択

なお、リモコンは、SONY 学習機能付きリモートコマンダー PLZ430D RM-PLZ430Dに統一したので、付属リモコンは使っていない。


●外付けハードディスクも小さくてオシャレに

タイの洪水被害などの影響で、一時は倍ぐらいまで価格が上がっていたハードディスクも、最近はすっかり落ち着いて、ほぼ以前の価格に戻っている。

ちょうどパソコンのバックアップ用にも外付けハードディスクが欲しかったので、テレビ録画用と合わせて2台買うことにした。

一台は無難に「BUFFALO 外付けハードディスク PC/家電対応 2TB HD-LB2.0TU2/N」を選択。さすがに老舗のパソコン周辺機器メーカーだけあって、製品性能も説明書も使い勝手も合格点。

こちらは、パソコンのバックアップ用に使っている。

BUFFALO 外付けハードディスク PC/家電対応 (Regza[レグザ]/Aquos[アクオス]) 2TB HD-LB2.0TU2/N [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]
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バッファロー

もう一台は、ちょっと冒険して「Lacie USB3.0/2.0 3.5インチ外付ハードディスクドライブ minimusシリーズ 2TB LCH-MN2TU3/E」を選択してみた。こちらをテレビ録画用に使用。

Lacie USB3.0/2.0 3.5インチ外付ハードディスクドライブ minimusシリーズ 2TB LCH-MN2TU3/E [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]
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ラシー

これが当たりで、想像以上にコンパクト、デザインが良い、静かと良いことばかり。ほぼ同価格の「BUFFALO 2TB HD-LB2.0TU2/N」には無いUSB3.0対応もしている。

レビューを見ても高評価が多く、評判が悪いのは「USBケーブルの接続部分が細くて壊れやすい」ことぐらいのようだ。テレビ録画用として据え置きで使う場合は、ケーブルを抜き差しすることも無いので、この評判は無視して良いだろう。

Lacieというメーカーは知らなかったのだけど、機能性に加えて高いデザイン性を追求した開発力に強みのあるフランスの周辺機器メーカーとのこと。日本ではエレコムが販売元&メンテナンス対応しているらしい。

日本メーカーが強みとしそうな高性能・低価格に加えて、欧州ならではの洗練したデザイン力があるのだから、日本製品の相対的な価値は下がってしまうことになる。うーむ、困ったものだ。