インビクタス / 負けざる者たち

インビクタス / 負けざる者たち [DVD]
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反アパルトヘイト運動から南アフリカ共和国大統領になったネルソン・マンデラ氏と、同国のラグビー代表チームのキャプテンとの友情を描いた作品。

原作は、ジョン・カーリンの”Playing The Enemy”

1 自伝が映画化されたら「誰に演じてもらいたいか」と聞かれ、マンデラ氏がモーガン・フリーマンと答える。
2 モーガン・フリーマンがマンデラ氏本人に会い、映画化権を購入する。
3 モーガン・フリーマンから、クリント・イーストウッドに監督を依頼した。

という流れでできたとか。

作者が「尊敬する人は?」と聞かれて答えるのが、ガンジーと、本作のマンデラ氏である。

あまりにもコテコテ過ぎて恥ずかしいのだけど、この二人のすごさには、脱帽するしかないのでございます。

マンデラ氏の逸話は、本やドキュメンタリーでも面白いけど、映画にしてもやっぱり面白かった。

こういう映画を見ると、自分が抱える日々の苦悩など、どこかに吹き飛んでしまう。

そして、「明日からもっと頑張らなくちゃ」と思えるのだ

タイトルにもなっている「インビクタス(Invictus)」は、ラテン語で「征服されない」「不屈」(undefeated)といった意味。

劇中に出てくる「Invictus」というタイトルの詩は、自らも病に苦しんだ William Ernest Henley という英国の詩人が130年以上も前に書いたもので、原文は次の通り。

Out of the night that covers me,
Black as the pit from pole to pole,
I thank whatever gods may be
For my unconquerable soul.

In the fell clutch of circumstance
I have not winced nor cried aloud.
Under the bludgeonings of chance
My head is bloody, but unbowed.

Beyond this place of wrath and tears
Looms but the Horror of the shade,
And yet the menace of the years
Finds and shall find me unafraid.

It matters not how strait the gate,
How charged with punishments the scroll,
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.

まさに不屈の魂でございます

そして、勇気は伝染していく。。

インビクタス~負けざる者たち
ジョン カーリン
日本放送出版協会
マンデラの名もなき看守 [DVD]
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