アインシュタイン丸かじり

アインシュタイン丸かじり―新書で入門 (新潮新書)
志村 史夫
新潮社

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著者によるアインシュタインへの愛情が溢れる良書です。

アインシュタインが、分野を超えて、多くの人に愛され続ける理由がわかりますね。

かくいう作者は文系人間ですが、高校時代のテストの成績は、なぜか物理や化学が良かった記憶があります。

その反面、古文とかは、ちょー苦手

「いとおかし」って、ちっともおかしくないじゃんと。

今でこそ楽しく読めますが、その当時は、平安時代の女流文学とか全く共感できず、5秒で挫折したのでした

ところが、現代文は先生に気に入られたこともあって、なぜか高得点ばかり。

この時の現代文の先生は、作者にとってアインシュタイン先生のような存在でありました。

なぜかと言えば、あまり常識に縛られない、見るからに自由人で仙人のような風貌と雰囲気を持っていたから。

高得点だった作者のテスト答案も、よく見ると、授業で答え合わせした時の模範解答とは全く違う。

でも、その先生にとっては、作者の変てこ解答も、違った形での正解だったらしい。

そのおかげで、作者の国語力もそんなに捨てたものではないと、何となく自信が持てたのは、大変ありがたかったのでした

アインシュタインは、強制されることや常識に縛られることを嫌ったそうですが、これは良くわかります。

作者の理解では、常識は縛られるものではなく、着こなすもの。

衣服と同じで、場面や状況に応じて、着替えるのが良いと。

しかし、基本にあるのは自然体(裸)であり、常識と言う衣服や鎧を全部とっぱらった時の気持ち良さは大切にしたい。

実際には、常識から完全に抜け出すことなどできないけれど、そこに近づくことはできると思ってます。

本書で、アインシュタインの相対性理論を理解したような気になれたら、同著者の「したしむ量子論」も読むと、さらにワクワクどきどき楽しいですよ

したしむ量子論 (したしむ物理工学)
志村 史夫
朝倉書店

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