Ray / レイ

Ray / レイ 追悼記念BOX [DVD]

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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レイ・チャールズの半生を描いたドラマ。

作者の学生時代は、現在のように音楽が手軽に入手できなかった分、一枚のレコードやCDを何度も何度も聴くことが常でした。

そんな環境で身に付けた「ハズレ」をひかない方法が、「好きなアーティストのルーツをたどる」というもの。

お気に入りのアーティストが影響を受けた音楽をたどることで、より深い関りを持てたような気になる。

そうした意味でいえば、アーティストの半生を描いた映画を見るのは、かなり楽しいものです。

多くのロックミュージシャンも、そのルーツをたどれば、R&Bが欠かせないスパイスになっていることがわかります。

個人的には、ビートルズよりアニマルズが好きだったり、学生時代にはゴスペルを聴きに教会へ足を運んだりもしたので、劇中で流れるレイの音楽は、どれも懐かしいものばかり。

人間ドラマとしての本作の完成度も高く、強さも弱さも噛み締めた上での優しさ、家族との繋がり、社会貢献といったものは、どれも言葉以上の重みがあるなあ