外務省の取組みに見る「国民の利便性」、旅券申請時における郵便はがき提出の廃止

外務省から、旅券申請時における郵便はがき提出の廃止について(旅券法施行規則の改正)が公開されています。

電子政府において、外務省の取組みは、他省庁とちょっと異なっています。

パスポート電子申請の停止
「外務省汎用受付等システム」の停止
・簡易なオンライン申請の試行

といった形で、かなり早い段階で、利用が見込めないオンライン申請から撤退し、独自の手法で「使ってもらえるサービス」の模索を進めているのです。

今回の「郵便はがき提出の廃止」も、実態を踏まえた上での手続の簡素化であり、電子政府の思想に合致したものと言えます。

つまり、「お金ばかりかかる使いにくい電子申請」よりも、「手続の簡素化や添付書類の廃止」の方が、国民にとっても行政職員にとっても「利便性を実感できる」ということです。

これに対して政府全体の電子政府は、複雑化・大規模化の方向へ進んでおり、「お金ばかりかかる使いにくい電子申請」が乱立しそうな気配です。。

内閣官房や各省庁は、もっと外務省を見習いましょうね