ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

石油採掘を軸にした骨太の人間ドラマ『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 を観ました。原作は、アプトン・シンクレアの 『石油!

本作を観れば、最近の原油バブルを少し違った角度から考えることができるかも。

それにしても、人間の欲望は凄まじい。

強大な欲望は、周囲を巻き込みながら、新しいものを生み出し、そして破壊する。

人間である以上は、どんな人もそのパワーから逃れることは出来ず、何らかの形で関係し付き合っていかなければならない。

うーむ、こりゃ大変だわ。と他人事じゃないのだけれど

主人公を演じるのは、イギリスの名俳優ダニエル・デイ=ルイス。

現存する映画俳優の中で、作者が「この人はスゴイ」と思うのが、このダニエル・デイ=ルイスである。

天に突き抜けるほどの圧倒的な存在感は、他の追随を許さないぞ。

あんまりすごいので、『ギャング・オブ・ニューヨーク』では、主人公のレオナルド・ディカプリオがかすんでしまった。

最近は滅多に映画に出ないので、ダニエルを見るだけでも本作の価値があるはず。

ということで、骨太のドラマが恋しくなったら、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を観ましょう