秋山選手の復活に期待

昨年の大晦日に盛り上がった格闘技イベント「Dynamite!!](ダイナマイト)」での反則行為(油性のクリームを体に塗った)に対して、秋山選手に無期限出場停止の処分が下されたとのこと。残念な結果ですが、これを機会に益々精進して、大きく強くなって欲しいなあ

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これに関して、秋山選手への攻撃ではなく、桜庭選手が「総合格闘技」全体の発展を考えて発言しているのは、さすがでございます

今でこそ、すっかりメジャーになった「総合格闘技」ですが、本当の意味での発展はこれからですね。

秋山選手には、やはりプロ意識を持って欲しかった。

ここで言う「プロ意識」は、単にルールを守るといったことではなく、「自分の中でプロであることの意味を考え整理しておく」という意味である。

実力的には、反則がなくても桜庭選手をボコボコにできるぐらい(もちろん、逆にボコボコにされる可能性もある)と思うので、実に残念である。

短期間でこれだけ総合格闘技に対応したのだから、相当な練習と努力があったに違いない。これは、尊敬に値するものである。

反則行為については、故意なのか認識不足なのか両方が入り混じっているのか、こればかりは本人にしかわからない。どのように反省するのか、これも本人次第。

気になるのは、秋山選手へのバッシングである。

秋山選手は、韓国籍から帰化して日本国籍へ、柔道から総合格闘技へ転身、といった経歴がある。

日本語ボランティアや行政書士(帰化申請のお手伝い)を通じて、在日韓国籍の人たちの立場を、作者なりに理解しているつもりであるが、彼らの身分、居場所、心のより所といったものは、非常に不安定である。

事あるごとに、韓国人からも日本人からも非難される。これは、平和な日本に日本人として生まれた作者には想像も出来ない辛さであろう。

秋山選手は、今回の反則行為により、韓国、在日、日本人から非難され、さらには柔道界や総合格闘技界からも非難されることになるだろう。

しかし、秋山選手には、こうした非難や逆境を乗り越えるだけの精神と肉体の強さを持っているはずである。

だから作者は、秋山選手の復活に期待するのである。

非難する人も多いが、韓国、在日、日本、柔道、総合格闘技、それぞれの立場で応援してくれる人もたくさんいる。

出場停止となったのは、自分自身を見つめ直すチャンスを与えられたと考えて欲しい。

急ぐことはないので、自分の進むべき道、自分があるべき姿、自分の中の正義を見極めた上で、一回りも二回りも大きくなって復活して欲しい