電子証明書が電子申請の普及を妨げているのか?

「電子証明書が電子申請の普及を妨げている」といった意見を聞くことがあります。この指摘は、「当たらずとも遠からず」と言えるでしょう。

実際は、電子署名や電子証明書が必要ない電子申請サービスでも、利用者を獲得できずに苦労しており、その意味では、「電子証明書が電子申請の普及を妨げている」とは言えません。

しかしながら、現在、「電子申請で利用される電子署名・認証サービス(電子証明書)」が「電子証明書が電子申請の普及を妨げている」と言われないために、十分な努力をしているかと言えば、はっきり「NO」と言える。この意味では、「電子証明書が電子申請の普及を妨げている」は正しいのです。

利用が進まない「電子認証登記所(商業登記認証局)」や「地方公共団体による公的個人認証サービス」は、「便利で安全なオンライン行政サービス等を国民に提供する」という考えは良いのですが、いかんせん利用者への配慮が欠けており、結果として(当然ながら)使われないという現状を導いているのです。

「電子署名・電子証明書があるから、電子申請の利用が進まない」と言われないために、今一度、電子署名・認証制度について考え直す時期と言えるでしょう。

関連>>電子署名法の認定認証業務一覧申請者の電子証明書を発行する認証局

“電子証明書が電子申請の普及を妨げているのか?” に3件のコメントがあります

  1. inaba@tcp-ip.or.jp
    はじめまして!名古屋在住のシニアです。今年こそは e-Tax に挑戦!と意気込んで、色々調べていたらここにお邪魔することになりました。
    電子証明書の普及度の悪さの背景には、住民基本台帳への一部国民の不信感と反対行動があったように思えます。私自身はこれの発足当初に住基カードも作ってもらっていました。
    はじめはカードの効能について実感が持てなかったのですが、今年初めてこれが役立つことになりました。
    IT時代のわが身の証明が、たった1回の500円投資で出来るなんて、有難いことだと思います。多くの国民は、このような効能を知らぬままに、反対運動ばかりに気を取られているのではと思います。

  2. その通りです
    白兎さん、こんばんは
    コメントありがとうございます。

    せっかくのサービスも、誤解されていたり、知られないままでは。もったいないですよね。

    そうした電子政府サービスを、少しでも多くの方に知ってもらえるよう、情報提供していきたいと思います。もちろん、リスクや注意点なども説明しながら。。

    今後とも、どうぞよろしくお願いします。

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