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アコギ交渉人

2005/5/24

3年ほど前からギターを習っている

練習時間が一日5〜10分なので、一向に上手くならないが

楽しいので続けているのだ。

初めは、アコースティック・ギター(アコギ)で

ロックやポップスをと思ったのであるが、

ギターの基礎はクラシックと言われ、ずっとクラシックを弾いてきた。

まだまだ基礎も半ばであるが、

いちおう3年経ったので、アコギで好きな曲を弾くことにした。

しかしながら、我が家にはクラシック練習用の

ガットギター(ナイロン弦)しかない。

ということで、ちゃんとしたアコギ(スチール弦)を買うことに。


マナブーが買物する場合、

  1. ネットを利用して情報収集
  2. 欲しい商品の候補を選ぶ
  3. お店に行って、見てさわる
  4. 最後は、感覚で選ぶ

という流れである。ポイントとなるのは、

価格、性能、デザイン、使いやすさ、印象(ひらめき)など。

若い頃は、ひらめきだけで買っていたので

ハズレを掴んでしまうことが多かった。。。

しかし、ギターの場合、同じ製品でも状態が異なるので

電気製品のように簡単に選べないところが難しいのだ。


結局、通っている教室経由で買うことにしたのだが、

この場合、市場価格と比べて高くなる。が、安心度は高い。

となると、後はどれだけ市場価格に近づけるかである。

ビジネス視点で見ると、このケースで目指すべきものは、

  1. 相手との友好な関係を維持しつつ、
  2. 良いギターを
  3. お手頃な価格で買う

となる。まずは準備として

  • 候補となるギターの市場価格
  • ギターの流通の仕組み
  • 相手のこと

を下調べしておく。

その上で、ギターを実際にさわってみて

後は価格交渉となる。

この時にラッキーだったのは、

担当者(価格を決定できる責任者)と直接会えたことである。

こうなると話が早い。

(これも、相手方の下に足を運んだからこそ)

ギターに関しては、相手はプロで、こちらはド素人であるが

最低限の予習を済ませ、ポイントさえ抑えておけば、

交渉は成立するものである。

まずは、

  • 買う意志があること
  • 市場価格を知っていること

を伝える。

これだけで、相手はあまり高い金額を提示できなくなる。

この時は、いくらだったら買うとか(予算のことは)言わない。

その次に、ギター談義をしながら、

ギターの入手(流通)過程を聞き出す。

すると、正規輸入ではなく、並行輸入であることが判明。

並行輸入の場合、代理店手数料がないので、かなり安くなるのだ。
(その分、ハズレを掴むリスクも高い)

相手が話すことは全て勉強と思い、熱心に聞きつつ

終始おだやかな雰囲気の中、最終的に落ち着いた金額は

並行輸入品の市場価格に1割り増しといったところである。


たぶんもっと値切れたとは思うが、

これ以上値切ると、相手の儲けが少なくなり、

友好な関係に支障をきたす恐れがある。

もちろん、お手ごろ価格を提示してくれた担当者へは

丁寧にお礼を述べる。

ということで、アコギ交渉は無事成功。

ビジネスのスキルを磨けると思えば、日常の買物も楽しくなるのだ。


さて、肝心のギターであるが、

初めは、ギブソンのアコギと思ったのだが、

実際に触ってみると、マーティンの方が手に馴染む。

で、最終的に入手したのが、000-28ECというモデル。

このギター、いわゆるシグネチャー・モデルというやつで、

エリック・クラプトンのサインが入っている。

ところが、マナブー自身は、クラプトンにあまり関心が無く
(マナブーが敬愛するギタリスト、ライ・クーダと仲が良くない?)

カラオケで「サンシャイン・ラヴ」を何度か歌ったことがあるぐらいの縁しかない。

「フェノミナン」は良い映画であるが。。


これを機会に、クラプトンの曲を聴き、まじめに練習せねばいかんなー

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